バイオリンの歴史と原理、種類と材質、惹きつける魅力とは

バイオリンの歴史

あまりにも華やかな存在

バイオリンは弓で弦をこすって音を出す楽器で、擦弦楽器の仲間です。

この楽器の先祖といわれているのは、アラビアのラバーブという楽器や、中世にオリエントで生まれ、スペインとフランスに広まったレベックという楽器です。

さらに、中世末期のヨーロッパには、フィドルという擦弦楽器もあったということです。

また、東洋では中国の二胡や馬頭琴、これらは先ほどのラバーブから派生した楽器だと言われていて、バイオリンの親戚になるわけですね。
発展というよりも発明に近い出現
それまでの撥弦楽器に比べて、バイオリンは極めて完成度が高く、改良の余地もなかったと考えられています。

バイオリンが出現する前に、14世紀頃から作られていた、ヴィオール属という、バイオリンによく似た楽器があります。

このヴィオール属は16世紀から17世紀に栄えました。バイオリンとの大きな違いは、弦の数と調弦です。

ヴィオール属は弦が6~7本以上あり、調弦は4度でした。今のギターと同じです。さらに、ネックにフレットがついていました。

ちなみにバイオリンは弦が4本で調弦は5度です。

そのバイオリンは、1550年ごろ、突如として、歴史上に全く最初から完全な形で出現しました。ただし、その時のバイオリンそのものは現在は残っていません。

現存している最古のバイオリンの作者は2人いて、どちらも北イタリア人です。

クレモナで活躍したアンドレア・アマティとサロで活躍したガスパロ・ダ・サロの二人です。

二人の作ったバイオリンは今も残っていて、バイオリンの素晴らしさを伝えてくれています。

バイオリンの原理

バイオリンの仕組み

バイオリンの弦は音の高い方から1弦・2弦・3弦・4弦と番号が付けられています。

そして、馬のしっぽが張ってある弓に、松ヤニを付けて弦を擦って音を出すわけです。

弦には3種類あって、スチール弦、ガット弦、ナイロン弦です。

現在は値段も手頃で切れにくく、音程も安定しているスチール弦が主流になっているそうです。

発音原理は複雑で、弓が弦を擦って振動し、それが弦を支える駒に伝わり、表板が振動、さらに表板の振動が魂柱に伝わり、裏板が振動、全体が共鳴し、f字孔から外へ音が広がることになります。

バイオリンの種類と材質

完成された楽器の仲間

バイオリン属は、4種類の仲間があります。

最初に完成された形で誕生したバイオリンから、3種類の仲間が誕生することになります。

現在、バイオリン属は、バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの4つです。
バイオリン
ポピュラーな楽器で、イタリアのクレモナ製のものが現代でも最高級のバイオリンに位置づけされているそうです。
ヴィオラ
見た目はバイオリンとあまり違わないのですが、ヴィオラのほうが少し大きく、バイオリンよりも低い音が出ます。
チェロ
ボディの下に付いている足を床につけて演奏します。独奏楽器としても人気があります。
コントラバス
実は、コントラバスはバイオリンから進化したのではなく、ヴィオローネという楽器からそんかしたので、ヴィオール属も祖先になるそうです。

バイオリンが惹きつける魅力とは

バイオリンの音域は極めて広くなっています。さらに表現力も豊かです。

重音といって和音を出すこともできます。最大2つの重音が出せるので、メロディやハーモニーに厚みが増すわけです。

ビブラートをかけて音にゆらぎをあたえることもできます。

演奏者の感情がそのまま表現できるので、陽気な音を出したり,力強い音を出したり,時には泣くような音で悲しみを表すこともできるのです。

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