トロンボーンの歴史と原理、種類と材質、惹きつける魅力とは

トロンボーンの歴史

スライドトランペットから生まれた

15世紀頃のことだそうですが、トランペットの仲間だったスライドトランペットから派生してトロンボーンは生まれた、といわれています。

ドイツ人のハンス・ノイシェルという人が現在の形に完成させて、実は、それから約500年以上、基本的な構造が変化していない、という摩訶不思議な楽器だそうです。

このトロンボーンは当時、サックバットと呼ばれて、バロック音楽の中でも結構頻繁に使われていたということです。

その後、クラシックからジャズ、ビッグバンド、吹奏楽やポップスと幅広く活躍の場を広げ、トロンボーンの種類も、幅広く作られたというわけです。

トロンボーンの原理

特徴的なスライド管

トロンボーンは、マウスピース、円筒状で直線の管、ベルの3つの部分からできています。

U字管を2個組み合わせたS字型をしていて、材質は金属製、音の高さを変える機構は二種類あり、スライド式とバルヴ式があります。

スライド式トロンボーン

これは、ごく一般的なもので、トロンボーンといえばこちらを思い浮かべるでしょう。

円筒直線部分の管がスライド管と呼ばれて、外管と内管の2重構造になっています。

この外管が内管にそってすべることで、長さが変わり、音程を変えます。

バルブ式トロンボーン

管の直線部分にトランペットと同じようなバルブが取り付けられ、3本の右指で音程を変えます。ただ、現在バルブ式のトロンボーンはほとんど使われていないそうです。

トロンボーンの管の長さは約271cmで、ベルの直径は約165~228mmと時代によってだんだん大きくなってきました。最近は203.2mmがポピュラーだそうです。

管の内径は約11mmから13.5mm、マウスピースの内径は約22mmから26mmと少しずつ違いますが、それは使用される国の好みや習慣だと言われています。

ドイツは太管で約14.1mm、イギリスは中管で約13.33mm、フランスは細管で約12.32mmになっています。

トロンボーンの種類と材質

必要に応じて使い分けができる

普通、吹奏楽などでよく見るトロンボーンはテナートロンボーンという種類です。

現在使われているトロンボーンには次のような種類があります。
アルトトロンボーン
明るく軽やかな音が特徴です。小ぶりで、基音はE♭です。
テナートロンボーン
最も一般的な種類のトロンボーンで、基音はB♭です。
テナーバストロンボーン
テナートロンボーンにバルブF管を追加したものです。テナーでは出せなかった低音が出背、ます。
バストロンボーン
テナーバストロンボーンよりも管が太く、バルブが2本、F管とG♭管追加しています。

トロンボーンが惹きつける魅力とは

行ったり来たりする管の動き

トロンボーンの特徴は、演奏時にあの伸縮するスライド管の躍動感です。

スライド管には7つのポジションがあり、それと唇のしめ具合で半音階でも自由に出せるのです。

また、スライド管をすべらせながら吹くと、ユーモラスな効果や、グロテスクな効果も出せます。

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