チューバの歴史と原理、種類と材質、惹きつける魅力とは

チューバの歴史

祖先はセルパン

チューバの祖先をたどっていくと、グレゴリオ聖歌の低温パートを支えていた、セルパンという蛇のような楽器に行き当たるそうです。

ほかにも説はあるそうですが、このセルパンは木の内側をくりぬき、そこに皮を張って、音程を変えるための穴をあけた、低い音域の楽器だそうです。

16世紀ごろは、イタリアやフランスでの教会でグレゴリオ聖歌の伴奏に使われていたんですね。

ただ、音程が取りにくく、しだいに使われなくなります。

18世紀半ばになると、産業革命によって、金属加工の技術が進歩し、ホルンやトランペットなどにもヴァルブが使われるようになります。

それが、低音の楽器にも使われて、ベルリン式のピストン・バルブを採用した「F管バス・チューバが誕生、1835年に特許が取得されたということです。

1845年にはコントラバス・チューバが生まれ、ベルリオーズはこのチューバが気に入って、楽譜に取り入れました。

その後も、ベルリオーズやワーグナー、リヒャルト・シュトラウスやラベルといった大作曲家がオーケストラで使用します。

そういう経緯で、チューバは不動の地位を得ることができたわけです。

チューバの仲間

低音の金管楽器

チューバの仲間は金管楽器の中で最も低い音域を受け持つ楽器のグループです。ハーモニーをしっかりと支える役割です。

チューバ

金管楽器の中で最も低い音域を受け持つ楽器。ふくよかで豊かな音色でハーモニーをしっかりと支える役割を持っています。小さい順にF管、E♭管、C管、B♭管の4つの調を持ったものがあります。

バリトンとユーフォニウム

形はチューバを少し小さくしたものです。マウスピースがトロンボーンと同じなので、音は出しやすいそうです。

スーザフォン

スーザフォンは大型のチューバをデザインし直して新しく生まれた楽器だそうです。

チューバの材質と特徴

金管楽器に用いられる材料について

金管楽器の材質はほとんどイエローブラス、ゴールドブラスなどの真ちゅう製で、ノーラッカー、ラッカー、銀メッキ仕上げなどがあります。

金管楽器に最も多く使われている金属は真鍮です。真鍮は銅と亜鉛の合金で、軟らかいのが特徴です。色の違いで3つに分けます。

イエローブラス

銅70に対して亜鉛が約30

ゴールドブラス

銅85に対して亜鉛が15

レッドブラス

銅90に対して亜鉛が10です。
イエローブラスよりもレッドブラスの方が硬く、成形しにくいのですが、楽器の良さを引き出すために利用されるそうです。

チューバの役割と魅力

チューバの音域は、ピアノの鍵盤なら左側の3分の1に当たるそうです。意外と、音域は広いのです。

チューバの音は柔らかく、包み込まれるような優しいのですが、低い音のために、生演奏以外では聞き取りにくいそうです。

オーケストラではコントラバスやファゴットといった低音楽器に合わせます。

吹奏楽では、オーケストラと違い、低音部分を一手に引き受けて、全体を支えます。

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