コントラバスの歴史と原理、種類と材質、惹きつける魅力とは

コントラバスの歴史

同じような形の楽器だけど

ヴァイオリンやヴィオラ、チェロといった楽器は、パッと見た目は同じような感じで、大きさだけが違うように見えますね。

実は、これらは厳密言えば、全部同じ仲間ではありません。

コントラバスの場合は、ヨーロッパで16世紀に誕生し、18世紀頃まで演奏されていたというヴィオローネ(Violone)という楽器があり、それが直系の祖先です。

これは、ヴァイオリン属ではなく、ヴィオラ・ダ・ガンバ属に属する弦楽器だとされています。

その中で一番低い音を弾くのがヴィオローネで、それが元となり、コントラバスへと発展します。

このヴィオローネの指板には、フレットが付いていたそうです。バロック期の後半になると、チェロの影響を受けて、フレットのない今のコントラバスへと形を変えていったわけです。

実は、3弦のコントラバスも響きが良いといわれて長く存在していたそうです。ベートーヴェンもこの3弦のコントラバスの為の曲を作曲しているといわれています。

コントラバスの原理

コントラバスの構造と特徴

コントラバスの特徴は、何と言ってもその大きさに行き当たります。

形はヴァイオリンやチェロに似ています。

構造は、次のようなものから構成されています。

・f字孔と呼ばれるサウンドホールを持つボディ
・指版の付いたネック
・調弦する糸巻が付いたヘッド
・弦の振動をボディに伝えるブリッジ
・弦を留めるテールピース
・楽器の高さを調節するエンドピン

大きなボディの中は空洞になっています。そこで振動が共鳴して、低音が実現するわけです。

調弦はヴァイオリンやチェロのように5度間隔ではありません。

実は、低い弦からE-A-D-Gとなっていて、4度間隔、これはギターの低音弦の4本と同じなのです。

だから、ギターを弾く人にとっては、そのまま弾ける感じみたいです。

コントラバスの呼び名

呼び名が違って同じもの

コントラバスの呼び名は、いくつかありますが、どれも同じ楽器を指します。

・バス
・ベース
・ダブルベース
・ウッドベース

このうち、ウッドベースは和製英語だそうです。従って、これでは海外では通じないということです。

コントラバスの魅力

コントラバスの演奏

コントラバスはオーケストラでも吹奏楽でも無くてはならない存在になります。これによって低音域が安定し、全体のバランスが保たれます。

実は、コントラバスは、楽譜の音程よりも実際には1オクターヴ低いそうです。

実音で記譜すると音が低すぎるので楽譜が読みにくくなるということと、チェロとコントラバスを同じ楽譜にできるというメリットがあるそうです。

コントラバスは他の弦楽器よりも、ピチカート奏法をよく使います。チェロは弓で弾くのが普通ですが、コントラバスがそれと同じメロディをピチカート奏法を使ったりするそうです。

コントラバスで弓を使って演奏する奏法のことを、ヴァイオリンやチェロと同様にアルコ奏法と呼びます。

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