ギターの歴史と原理、種類と材質、惹きつける魅力とは

ギターの歴史

原始的なギターのルーツ

弦をはじいて音を出す楽器のことを撥弦楽器といいます。

実は、古代エジプト、紀元前3000年頃にすでに、ギターによく似た撥弦楽器があったのではないかと言われています。

その辺りから、さまざまなかたちに作り変えられて、世界に広まっていったのではないかと想像されています。

ギターの原型

14世紀から15世紀にかけて、スペイン地方で、最初のギターともいわれる撥弦楽器が生まれたと言われています。

この楽器の名前はビウエラと呼ばれていて、貴族の間で普及しました。その時の弦は複弦4コースというものです。

同じ頃、民衆の間では同じ複弦4コースのルネサンス・ギターというものが普及しました。

リュートの誕生

バロック期に、複弦5コースのリュートと呼ばれるバロック・ギターが脚光を浴びます。しかし、18世紀後期にはリュートの音楽は芸術的にも完成されてしまい、衰退して行ったのです。

やがて、単弦6コースの古典ギターが1800年代に生まれ、人々の間で大変盛んになりました。これが、現代のギターの直接の祖先になります。別名、19世紀ギターと呼ばれているものです。

19世紀ギターは、製作者によって形状異なり、サイズもさまざまだったようです。そして、小さな音しか出ませんでした。

クラシックギターの誕生

そこを改良して、音を大きくしたものを作ったのが、アントニオ・デ・トーレスです。彼は、19世紀ギターを全体に大きくして、現代ギターの基礎をつくったとされています。

その後、彼の影響を受けた製作家たちによって、より現代的なギターがつくり上げられていくのです。つまり、スペインで現代のクラシック・ギターが完成されたということです。

アコースティックギターの誕生

ドイツ東部出身で家族でギター製作をしていたクリスチャン・フレデリック・マーチンは1833年にアメリカのニューヨークに渡って、スチール弦のフォーク・ギターを発明したました。

ギターの原理

弦をはじくと、弦の振動はブリッジボードから表板全体に伝わっていき、共鳴します。そして、側板や裏板にも伝わってボディの中の空気も共鳴します。

この仕組みは、表板が振動すると表板の裏側の空気が振動して、胴の内部にも音が発生し、胴に穴を開けることで内部の音を外に出して、音を大きくしているそうです。

表板は、共鳴板とも呼ばれます。そこで、音を響かせるために、側板や裏板よりも軽くて音の伝達のいい木を使っているそうです。

ギターの種類と材質

クラシックギター

クラシックギターは、ナイロン弦・ガット弦を用いて、基本的にメロディと伴奏を一人で弾く独奏で演奏することが多いものです。

いわゆるクラシック音楽のジャンルで、楽譜を元に作曲家が意図したものを再現します。

アコースティックギター

アコースティックギターはスチール弦を用いて、主にポップスを演奏します。

楽譜に書かれたものだけを演奏するのではなく、コードに基づいてアドリブ的に演奏することも多いものです。

エレキギター

エレキギターはスチール弦で本体は一枚板がほとんどです。弦の振動をピックアップというもので電気信号に変え、それをアンプで増幅させます。

ロックからポップス、ジャズ、ヘヴィメタルと多くのジャンルでエレキギターは使用されています。

ギターが惹きつける魅力とは

ギターは小さなオーケストラ

ギターの弦の本数は6本しかありませんが、音色を聴いていると、一人で弾いているとは思えないくらいに聞こえます。

メロディと同時に和音、そしてベースまで弾き分けて、演奏を進めていくのです。

さらに、ギターは伴奏楽器としても素晴らしい能力があります。

リズムを刻んだり、メロディを支えることもできます。

そして、もっとすごいのが、ソロ楽器としてのエレキギターの存在です。サックスなどにも劣らないくらい多彩なフレーズが可能です。

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