ファゴットの歴史と原理、種類と材質、惹きつける魅力とは

ファゴットの歴史

どんどん進化して言ったファゴット

実は、ファゴットの正確な起源や成り立ちはいまだに不明だそうです。ファゴットという呼び名はイタリア語で、英語ではバスーンと呼ばれている楽器です。

しかし、ダブルリードのU字型の低音楽器というものは16世紀には現れて、17世紀の初めには、もう、音域の違う、ディスカント・ファゴットからクイント・ファゴットまで5種類があったそうです。

そして、18世紀には、キーが2つから4つに増えそれが当時のファゴットの標準型になりました。そこからさらにドイツやイギリスで改良されて、19世紀には8キー式のファゴットが製作されたわけです。

19世紀以降、フランス式とドイツ式の規格が完成しますが、現在世界で使われているファゴットは、ドイツの楽器メーカー、ヘッケル社の作ったヘッケルシステムです。

ファゴットの原理

ヘッケルシステムとは

フランスの一部地域を除いて、世界の標準はヘッケルシステムです。

19世紀ドイツの軍楽隊長カール・アルメンレーダーが、これまでのファゴットの音程の問題点を改善しようと試みたのが始まりで、その意思を楽器製作者のヨハンアダム・ヘッケルが受け継ぎ、永年改良が試みられ完成しました。

ヘッケル式ファゴットでは、ベーム式のように革新的なアイデアで改善するのではなく、問題点の修正のために、キーを追加するなど少しづつ改良を加えたものです。

要するに、基本的な構造や指使いは、基本的には変えずに改良を加えたということです。

例えば、ヘッケルシステムでは、音程を改善するために、三つの孔を一つのキーで塞ぐようにしました。

現在のファゴットは5つの部分からできています。

・テナージョイント
・ブーツジョイント
・ロングジョイント
・ベルジョイント
・ボーカル

ボーカルの先端にリードという葦から作られる吹き口を差込む仕組みです。

リードはオーボエより少し大きくなっています。リードによって音が変わるので、奏者は自分の好みに合わせて、自分で作っていくそうです。

ファゴットの種類と材質

木管楽器の材質は不変

ファゴットは木管楽器で最低音域を出すので、管の長さ、全長2.95mもあるので、二つ折りになっています。それでも楽器の全長は1,5mほどになります。

楽器本体はメープル製が多く、表面はウレタン塗装やシェラック塗装が施されています。

リードを取り付けるボーカルは金属で、洋銀や真ちゅうで作られていて、表面が銀メッキまたはニッケルメッキが施されているそうです。

ファゴットの低音域は力強く、高音域は、テナー歌手の音域と同じだそうで、独奏メロディに使われることもあります。

コントラファゴット

ファゴットのちょうど倍の長さの感を持ち、1オクターブ低い音を出流ようになっています。

管の長さは6メートルにもなるので、4回折り曲げています。重量も相当なもので、エンドピンで楽器を支えています。

ファゴットが惹きつける魅力とは

ファゴットらしさが大切

低い音をだそうとすると、楽器は長くなります。そこで穴を開けると間隔が離れてしまい、指で直接押さえることができません。

そこで、ファゴットでは、斜めに穴を開けて指が届くようにしています。それがファゴットらしい音が生み出される仕組みになっているそうです。

金属製の管に変えて、真っ直ぐな穴にすると言ったことも試されたそうですが、音が変わってしまい、用いられることはありませんでした。

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