ビオラの歴史と原理、種類と材質、惹きつける魅力とは

ビオラの歴史

ヴィオラの元になった楽器

ヴィオラの誕生時期は実は正確にはわかっていないそうです。ただ、ヴァイオリンが生まれた頃、16世紀前半に北イタリアで作られて使われるようになったということです。

ヴィオラという呼び名は18世紀に一つの楽器を指して使うようになります。今ある、顎に挟んで使うヴィオラです。

それまでは、ヴィオラ・ダ・ガンバと言って、脚で支えるヴィオラと呼ばれていました。

これはチェロの元と言われていますが、その頃は弓で弦を弾いて音を出す楽器全般を指していたそうです。

ヴィオラはフランス語ではアルトと呼ばれています。それは中音域を担当するからだそうです。

ビオラの役割

中音域で高音と低音を支える

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの四種類の弦楽器の中で、音域と容積とのバランスだけから言えば、ヴァイオリンとチェロはとても理にかなっているので、音が出やすいそうです。

それに対して、ヴィオラとコントラバスは少し無理があるそうで、詰まったような地味な音が出てしまうそうです。

音は地味ですが、とても重要な役割があって、ヴァイオリンとチェロをつなぐ、接着剤のような役割を持っているのです。

弦楽四重奏で、ヴィオラ抜きで、ヴァイオリンとチェロだけで演奏すると、音が対立してしますそうです。

ところが、そこにヴィオラを入れると、一体感が生まれ、全体のまとまりが生まれると言われています。

ビオラの材質

いい木材を使っていい楽器になる

表板

スプルースという、日本では一般に米唐檜と言われる松科の木材を用いるそうです。

裏板、側板

メイプルというカエデの木で、この木材の材質がヴィオラの音を左右するそうです。

糸巻きや指板、顎当て、テールピース

紫檀や黒檀が用いられます。

魂柱

ヴィオラやヴァイオリンのような擦弦楽器は、駒の部分に丸棒が立っています。これを魂柱と呼び、表板と裏板をつなげると同時に、音を裏板まで伝えて楽器全体が響くようするのです。

ニカワ

ヴィオラやヴァイオリンはニカワによって接着されているそうです。そのため、蒸気を当てると板を簡単にはずせるので、解体できます。

昔の楽器も分解して修理できるので、古い楽器もメンテナンスが可能なのです。

ニス

弦楽器の表面はニスが施され、何度も何度も塗り重ねます。仕上げを美しくするだけでなく、木を保護し、さらに音質を向上させるためでもあるそうです。

もともとはガットという羊の腸を使っていましたが、現在は金属弦を巻いたスチール弦が一般的になっています

木製の棒と馬のしっぽの毛で作られていて、木の材質はブラジル東北部原産のフェルナンブーコという木が高級品と言われていました。

しかし、現在は伐採が禁止いるそうで、その代わりにカーボンファイバーを弓の材料に使うようになっています。

ビオラの魅力

ヴィオラとヴァイオリンの違い

ヴィオラとヴァイオリンの最大の違いは楽器の大きさになります。

ヴィオラはヴァイオリンよりも大きさ、厚さとも少し大きくっています。

そのために弓の大きさも少し大きく、重さも10gくらい重くなっています。

弦もヴィオラ専用です。現につける松ヤニヴィオラの方がヴァイオリンより少し軟らかくなっているそうです。

ミュートはヴァイオリンと同じものを使用するそうです。

4本の弦の調弦はヴィオラの方がヴァイオリンより完全5度低くなっています。

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